Will Patton (ウィル パットン)
Will Patton // © wpatton.com

まだ自分名義でリリースされたCDの数は少ないですし(現在のところ3枚)、日本ではなかなかCDを手に入れることができないけど、ストリングスジャズ(特にマンドリンジャズ)好きなら頑張ってCDを入手しておきたいプレイヤー、ウィル・パットンの紹介です。

主にA型マンドリンから奏でられる彼の音楽は非常に心地いいです。

ジャズの他に、ジプシーショーロボッサにも強い、まさに私好みのプレイヤーです。

コンポーザーとしても本当にいい曲を書きます。また、マルチストリングスプレイヤーでもあります。



6才のときにピアノのレッスンを始め、12才のときに初めてギターをさわり、その後すぐにマンドリンやベースをさわり始めました。13才の時にはバンマスとしてバンドを率い演奏をしていたんだそうです。

Middlebury大学(バーモント州)に進んだ彼は、その田舎の風景がたいそう気に入ったらしく、バーモントを " home " と呼び、今でもそこ訪れることが好きなんだそうです。

彼はロックやフォーク、ブルーグラスやブラジル音楽やジャズを演奏するためにPhiladelphia、 New York City、 Los Angeles、 Montreal、 Paris、 Rio De Janeiroなどを飛び回っており、彼のバンドはVan Morrison, Ray Charles, Bonnie Raitt, Earl Scruggs, Maynard Ferguson, John McLaughlin, Toots Thielemansなどを迎え入れてきました。

ジャズピアニストMose Allisonと演奏したこと、さらにはフリューゲルホルニストValery Ponomarov(Art Blakey's Jazz Messengers)とレコーディングしたこともあります。

↑ Will Patton Quintet。左からClyde Stats, David Gusakov, Tom Steele, Will Patton, Steve Blair// © wpatton.com

最近の10年間は、ジャズやブラジル音楽においてマンドリンの役割を広げることに力を注いできました。ギター、マンドリン、フィドル、ベースを用い、ピアノ、ベース、ドラムに2つのホーンという従来のビ・バップコンボを再定義しなおすという考えを持ち、けして薄っぺらでない本当のスウィングジャズを弾くことを目指しています。

また、Django ReinhardtをはじめとするブルージィーでロマンティックなGypsy jazzにも心惹かれており、幸運なことにパリのミュージシャンと十分にジャムをしており、しばしばフランスに行ってGypsy jazzを勉強してるんだそうです。

長い間ブラジル音楽も演奏してきており、彼はこう言っています。「サンバやボサノバのリズム、ポルトガル語の響きはとても魅力的である。また、マンドリン、ギター、パーカッション、フルートを使った Choro と呼ばれる素晴らしい古い音楽もある。それは夕暮れ時に公園で人々が集まり、そして素晴らしいメロディーを奏でだす、カジュアルでソーシャルなトラディションである。」


彼のLatitudes and DeparturesPériphérique などは是非とも聴いて欲しいCDです。



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